Galaxy S2買っちゃったー&そっこーでオモチャにしちゃった。
今回は、なんで唐突にGalaxy S2を買っちゃったのか、そこに至る経緯と、Android はそのままに、Debianのユーザランドを動かす話について書くよ。意外と長くなっちゃったので、前編はGalaxy S2(SC-02C)購入に至るまでのアレコレ、後編はSC-02Cを触ってのアレコレ、という構成になっています。
プロローグ
そもそも僕はハンドヘルドコンピュータが大好きなのです。今にして思えば、PC-9801NS/Tを背負って中学校に通ったあたりから僕のモバイルコンピューティングが始まりました。電子手帳やらpremini(初代)やらSigmarion3やらLibretto50やら、大好きなのです。Willcom D4も当然買いました。IS01も当然に乞食しました。
僕がモバイルに求めるのは、
- 何も考えずに常に持ち歩けること。
- いつ何時必要になるかわからない。
- 必要になると最初からわかっているなら、ThinkPadを持っていけばよい話でしかない
- フルコンピュータとして、一通りの事が出来ること。
- ssh接続して一通りのサーバ保守作業
- SDカード読みこんで画像をflickrに上げたりメール添付したりぐらいは出来ること
- 打ち合わせメモをストレスなく取れること
- メールを見られること。添付で付いてきた.xlsぐらいは読めること。
- I/Oは今ならUSB必須。有線LAN、外部モニタ出力は欲しい。RS-232Cあればなお可だがUSBで逃げてもよし。
- フルキーボード必須。
- マウスポインタはトラックポイント(または準ずるもの)が望ましい
- 最低電池駆動1時間
です。
これらの条件を満たすため、現在はVAIO typePを携帯しています。
この子には基本的に何も不満が無いのですが、最近これですら「重たい」と感じるようになってきました。「いつ必要になるか判らないから常時携帯していたい」ので、常に持ち歩いている訳ですが、言い換えると「9割方使わない」わけで、やっぱり使わないとなると、無駄な重量だと感じてしまうのです。歳のせいにしておきたいと思います。
そんな折、IS01でDebianが使える、という記事を見かけました。VNCをXサーバとして使うことで、X11環境も構築できるようです。
IS01でX11 環境の夢を見た
「ほうほうこれは興味深い、では僕も早速・・・」ということで、購入後一度もファームアップしていない自慢のIS01を掘り出してきてですね
MobileHackerzさん謹製「IS01 rooter」を
いやーなんてお手軽なんでしょう。もう、ハックなんて恥ずかしくて呼べないレベルまでお手軽になっちゃってます。ただの設定、ですね。だってもう、本スレのログ読む必要すら無いレベルですよ。
ありがたや。指示通りに操作するだけで何の問題もなくroot取れました。あ、01.00.07 でも問題なく特権取れてます。留意点は、せいぜい、super userは別途導入してあげないといけない、ってぐらいでしょうか。とにかく簡単すぎて、もうあまり記憶がありません。
さて、まあとにかくrootは取れたので、次はdebianのイメージを作って。。。って、このキーボード、パイプ(|)入力できないのかよ!!!!
あー、ごめん、無理。一時的にはソフトキーで逃げれるけど、、、
僕の目的は前述の通り、linuxのシェルぐらい操作出来ないと困るわけで、パイプがソフトキーとか、ちょっと考えたくないです。 ps -ax | grep hoge って入力するのに、ソフトキーボードは、ねえ。大体、外でターミナル開かないといけないってのは、割と平時な状況ではないわけでして、あんまりのんびりもしてられないわけで。
じゃあ、IS01にキーボードだけ外付けすればいいじゃん、と考えるわけです。Bluetoothキーボードをですね・・・って調べてみたら、IS01はHIDをサポートしてないんですね。そうですかそうですか。確かに、標準のキーボードとトラックボール、いいですもんね。外付けキーボードなんていらないですよね。
そんな理由でIS01にDebianを載せるのはやめちゃいました。IS01には、このまま主に車載マルチメディア端末として活躍していただこうと思います。彼がいないと、渋滞したときにNHKニュースすら見られなくて困るのです。
なぜかBluetoothキーボードを買ってMEDIAS N-04Cで活用してみる
ところで、Bluetoothの外付けキーボードを調べていくと、HID非対応、SPPプロファイル対応、という端末でも(無理やり)キーボードを使える製品というのがいくつかあるのですね。その中でも、リュウドのRBK-2000BT3あたりは、僕が使っているMEDIAS N-04Cも(非公式)対応しており、そこそこ安価なようです。打ち合わせメモぐらい取れるようになるといいなーと思い、ぽちったのが先々週?の話です。
到着したら、張り切って使うわけじゃないですか。
そんなわけで打ち合わせメモをMEDIAS N-04Cで取ってみた感想は・・・
- とりあえず使える
- 使えないわけじゃない
- Androidスマホ単体で使う事を考えたら遥かに快適だ
- キータイプに微妙についてこない事がある
- やっぱ打ち合わせメモだけ取れても仕方ないかなあ・・・
というものでした。まあ、概ね予想通りというところですね。入力を実現するためにBlueKeyboard だっけな、そういったアプリを使うのですが、キーボードの切り替えを毎回意識しなければならないのが手間なのと、タイプについてこない事があるのとがストレスかなあ、と感じました。
ここでやめておけば良かった。「ちなみに、HIDをサポートしているスマホって何があるんだろう」と、docomoの公式をつらつらと見てしまったのが悪かった。圧倒的なスペックで話題のGalaxy S2のBluetooth欄には「HID」としっかり書いてあった。そして、Galaxy S2は、既に先達により、rootedだった。この状況で、僕が物欲を抑えることが出来るだろうか。
結論から言うと、3回目のヨドバシカメラで、屈した。だって、デュアルコアだし。
書いてて思ったんですが、わりとココまで全てどーでもいい内容ですね。前後編に分けた方が、見る人にとって優しい気がしてきました。そんなわけで、全六部作は無理ですが、全二部作にしようかと思います。
つまり、後編に続きます。
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