PHPカンファレンス仙台2019を開催した #phpconsen


なんと丸1年以上書いていないというこの体たらく。なので少しずつ、ブログに書いていくよ。今日は、1月に開催したPHPカンファレンス仙台2019について。ものすごく今更(半年も空いた!)なんだけど。

PHPカンファレンス仙台2019の様子
PHPカンファレンス仙台2019の様子

いやー結構ですね、久々にやりきった感があって、長めのお休みをいただいていた感じでした。半年経って、そろそろ、じゃあ次どうしようか、というモードになっているので、いち運営として総括しておこうかなと思います。

今回の皆さんの感想を、どきどきしながら twitter #phpconsen やブログを通して拝見していました。いろいろな感想、ご意見を頂いています、皆さんありがとうございます。
僕の率直な感想は、「運営やイベント本編について、カンファレンスの本質的な部分にかかる不満はなさそう、まずはよかった」というところです。まず何より、関わってくださった皆さん、どうもありがとうございました。

運営チームについて

今回のイベントは、自分を含み4人のコアスタッフで運営しました。うち、イベントの当日スタッフなどの経験があるのは @taiko19xx 1人。実行委員長(@sji_ch)と菅原さんは、イベント運営経験なし、という陣容でした。その中で僕は、ある程度の規模のイベント(たとえばOSC北海道 7-800人規模など)の主催経験を基に、みんなの常識感をふわっと作っていくこと、お金まわりや発表・参加者募集の不安になる節目で「だいじょうぶだいじょうぶ」と言うこと、そして取りこぼしてるけれども外しちゃいけないポイントを拾うこと、が役目と思って動いていました。

運営会議の様子
運営会議の様子

実際の動きとしては、過去のスタッフ経験からボトムアップで組んでいく@taiko19xx、開催に強い意思を持っている@sji_ch、溢れたタスクをさりげに拾ってくれる菅原さん、何やってるかわからない僕、という、いいチームだったと思います。あれ、俺要らなくね?

個人的な目標

仙台に来て3年ほど経つのですが、自分から見たときに、仙台、もっとやれるんじゃないかな、って思うんです。ダサい言い方をすると、ポテンシャルがあるというか。もし、場を作って自分の経験を一部でも伝える事で界隈が前に進むなら、それはやるべきだろうな、って考えました。なので、非常に個人的な目標は、以下のようなものでした:

  • イベント運営を「真っ当に」できるチームを作る
  • 仙台の人間による企画運営で「ちゃんとした」技術系イベントをやる
  • やりたいことをやる。やりたくないことはやらない
  • 「仙台だから云々」を過去の言い訳にする

最後の目標はわりと生意気な意識で、もちろんいろいろな事情があることは重々承知しています。そのうえで、だからこそやりたかった。

この個人目標を振り返ったとき、自分としては、概ね達成できたのではないかと思っています。
250名ほどの参加者・登壇者・参加者の方々から「初開催とは思えない」「安定の」などと最大の賛辞をもって評していただけたのは本当に幸いでした。小規模ながら、カンファレンスイベントとして最低限押さえないといけないところは及第点をもらえたのではないかと思います。

これが仙台での光景だなんて夢のような話だと思いませんか?
これが仙台での光景だなんて夢のような話だと思いませんか?

とても限られたリソースでの企画運営でしたが、自分たちがやりたいこと、意思を出していけたでしょうか。他の地域とは違う仙台らしさ、のようなものをこれから作っていけるといいなと思います。次やるときは、もっと上手くやれるはず。しょうもない話をすると、いずれ僕は全く何もしなくてもいい感じ、というか邪魔者扱いにされるのが目標です。

それから、初めてカンファレンスに参加した、すごく楽しかった。と感想をくださった方がたくさんいたことをとても嬉しく思います。仙台で、身の丈の、でも「ちゃんとした」カンファレンスを開催できたのではないかなと、そう思っています。

そんなわけで、僕個人がやりたかったこと、すなわち「まともなカンファレンスを自分たちの手で作り」「仙台だからを言い訳にしない」は達成したつもりです。地方開催のチャレンジとしては、十分な成果を挙げたイベントだったと思っています。完全に自画自賛ですけど。

究極ダブスターズがやりたいことは
「僕たちが面白いと思うことを、知ってほしい、経験してほしい、わかってほしい。そして、一緒に遊ぼうよ」
ということなのです。それが伝わったなら、うれしいなあ。

var_dump() オレオレ
var_dump() オレオレ

あ、この var_dump() ステッカーは僕の提案です。だからこれが一番需要あるって主張したのに…!!とはいえ実際に印刷して作ってくれた人には感謝しかありません。

課題

一方、課題も沢山あります。

まず何より自分たちの準備コストが大きすぎること。ログを取ってないのでエビデンスはありませんが、僕たちは準備でそれぞれ100時間以上はプライベートの時間を投入しています。200時間は行っていないと思う。時間かけすぎ、そりゃ疲れるよね、っていう。これは、初めてやるから、ということはかなり大きくて。次回開催するとしたら「あの時とおんなじ感じでいけるべ」みたいな話ができるので、大幅に時短できるはずです。

次に、広報チャンネルを確立できてないこと。SNS界隈で届くところにはアピールできたのではないかと思っていますが、できれば、こちら側に関心が無かった方にこそ参加していただいて、その面白さを知っていただきたかったという思いがあります。ただ、じゃあこれはどうすればリーチできるのか、という問いに対する銀の弾丸は無いとも思っていて、地道な信頼の積み重ねだと思っています。がんばろう。
地下鉄の駅にポスターを掲示する、みたいな超地味な宣伝活動もやっていたんですが、果たして効果があったのか…計測する術がないという。

それから、参加者の皆さんからいただいたご意見。「イベントの型として必要なところ」「最低限押さえないといけないところ」は抑えられたけれども、それ以上のことをやる余力は全くなかったので、「やったほうがいい」「期待されている」ということがわかっていても、敢えて切り捨てた、というのが正直なところです。これはごめんなさい。でも本編のほうが大事だったのです、どうかご容赦ください。
せっかく全国からご参加いただいているんだから、観光ツアーであるとか、初めてこういうイベントに参加する方へのフォローアップの企画とか、もっともっとやりたいことはあるんですが。

最後に、これはどうでもいいところとして。さすがに、LTの司会をしながら写真撮影をするのは、若干無理があったかなと。写真撮る位置が限定されすぎて撮れ高が不本意でありました(当日は写真撮影をしながら全体を見て回り、必要があれば調整する、ということをしていました。全体を見て回るのは実行委員長に期待したいところなんですけど、我らが@sji_chは発表資料を時間ギリギリまで作っていました。とても彼らしいですね!)。

会場について

仙台市内の候補となりうる会場を一通り下見したうえで、今回はTKPさんが最適であると判断しました。理由はいくつかありますが、大きくは、

  • 全国から集まることを想定したときのアクセスの良さ
  • 最少のリソースで運用しようと考えたときの、会場のサポートの手厚さ
  • 懇親会大移動がなく、人数調整へのご理解ご協力を頂けたこと

が大きかったです。皆さんお気づきでしょうか、プロジェクターの接続確認なんかは、TKPのスタッフさんにご協力いただけました。こういうところ、本当に助かります。

懇親会は、皆さん、満足いただけたでしょうか。なるべく仙台を満喫していただけるように、かつ、予算もあり、かつ、食べ物が足りないというのは(男性が多いこともあり)絶対回避したい、というわがままに対応していただけました。TKPのKさんには感謝しかありません。

ずんだと笹かま
ずんだと笹かま

余談に近くなりますが、スポンサー企業様からの協賛金は、ほぼ会場費関係とさせていただいております。具体的な金額については、TKPさんの営業上の都合もあると思いますので、公表を控えさせてください。最終的な収支で言うと、数百円ぐらいの赤字、ぐらいになっています。この分は、実行委員長が補填しています。

まとめ

最後に、改めて謝辞をお伝えさせてください。

登壇頂いた皆様。本当に、本当にありがとうございました。仙台ではあり得ない、と言い切れるような、すばらしいセッションが目白押しでした。本当なら自分が参加者として聞きたかったです、一つも聞けていないのが残念です。スライドを拝見させていただきました。

ご参加いただいた皆様。一体どんなイベントなのかよくわからずご参加いただいた方も多かったのではないかと思います。よくぞ参加して下さりました。自分としては、500円+一日の時間は十分に納得できる、それ以上の価値がある時間を作れたと思っていますが、どうだったでしょうか。楽しんでくれていたら、うれしいです。

当日スタッフの皆様。とても助かりました、ありがとうございました。自律的に動いて頂き、本当にありがたかったです。可能な限りで想定した文書を作成してお渡ししてはいましたが、とはいえ当日現場判断も多々あったことと思います。大きな事故なく運営できたのは皆さんに助けて頂いたお陰です。本当にありがとうございました。

スポンサー企業様。どこの馬の骨ともわからない団体を信用していただき、どうもありがとうございました!お陰様で、よいイベントとなりました。今後も何かしら仕掛けていくことがあるかと思います、その際はぜひ話を聞いてやってください。

それから。
今回参加して、よかったな、と思っていただけた、仙台の皆さん。こういうイベント、無ければ自分で作りましょう。次の主催は、あなたです。
僕は、こういうイベントに、ただの参加者として参加できるなら、それが一番うれしいのです。ないから、仕方なくやってるだけなので。
プログラマの美徳のひとつ「怠惰」。自分がやらないで済むならそれに越したことないですよね!ってみんなが思ってたら、何も起こらないんですよ!そんなの、面白くないじゃないですか。面白くしていきたくないですか。

ダブスターズの次回作は、現在のところ、白紙です。
ただ一つ理解してもらえると嬉しいのは、
自分たちは、こういったイベントは、手段として捉えています。目的ではないです。
ダブスターズ先生の次回作にご期待ください。

さて、これからダブスターズのみんなで飲みです。
次は、何をしようね。何するのが現実的で、楽しいかな。

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